マリーナ幅60cm水槽SLIMレビュー!メリットとデメリットを解説

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マリーナ幅60cm水槽SLIMレビュー!メリットとデメリットを解説

「60cm水槽を置きたいけど、奥行きがあって置き場所に困る…」とお悩みではありませんか?水量は確保したいけれど、標準的な水槽は大きすぎて圧迫感がありますよね。そのまま小さな水槽を選ぶと、水質悪化で魚を死なせてしまうリスクも。そんな方に最適なのが「マリーナ幅60cm水槽SLIM」です!奥行き27.5cmとスリムながら約51Lの水を確保でき、頑丈な黒枠付きで扱いやすさも抜群。本記事では、このスリム水槽を実際に検討している方に向けて、メリットとデメリットを徹底解説します。失敗しない水槽選びの参考にしてください!

目次

GEX「マリーナ幅60cm水槽SLIM」とはどんな水槽?

製品の基本スペックと概要

ジェックス株式会社(GEX)が販売している「マリーナ幅60cm水槽SLIM MR600BKS-N」は、日本の住宅事情にマッチした絶妙なサイズ感を持つフレーム付きのガラス水槽です。標準的な60cm水槽のサイズは「幅60cm×奥行き30cm×高さ36cm」ですが、こちらのSLIMタイプは「幅60cm×奥行き27.5cm×高さ36cm」となっており、奥行きがわずかに狭く設計されています。

ガラスの厚みは3mm、重量は約5.2kgと非常に軽量でありながら、水を入れたときの水容量は約51Lにもなります。フレームにはスタンダードなブラックの樹脂パーツが採用されており、古き良きアクアリウムの安心感を感じさせるデザインです。日本国内のトップメーカーであるGEXの製品ということもあり、品質と価格のバランスに優れたベストセラー商品のひとつとなっています。

どんなアクアリストにおすすめ?

この水槽は、「本格的な60cm水槽を始めたいけれど、設置スペースの奥行きに制限がある」という方に最もおすすめです。リビングのちょっとした棚の上(※必ず専用の水槽台を使用してください)や、廊下などの動線を邪魔したくない場所に設置するのに適しています。

また、初めてアクアリウムに挑戦する初心者の方にも強くおすすめできます。近年流行しているオールガラス水槽は角が欠けやすく扱いにある程度の慣れと気を使いますが、黒枠でしっかりと保護されたこのフレーム水槽は多少の衝撃にも強く、水洗いなどのメンテナンス時にも安心感があります。金魚、メダカ、熱帯魚はもちろんのこと、水棲ガメなどの爬虫類や両生類、さらには小動物の飼育ケージとして利用するユーザーも多く、非常に幅広い用途で長く活躍する万能な水槽です。

マリーナ幅60cm水槽SLIMのメリット(良い点)を徹底解説

メリット1:奥行き27.5cmの絶妙なスリムサイズで置き場所に困らない

本製品の最大のメリットは、その名の通り奥行きが27.5cmに抑えられているスリムさです。一般的な60cm水槽の奥行きは30cmですが、たった2.5cmの違いが、実際の部屋に置いた際の「圧迫感」を大きく左右します。家具と家具の隙間や、少し奥行きの狭いスペースにもスマートに収まるため、家族から「水槽が大きすぎてリビングの邪魔になる」と言われるリスクを最小限に減らすことができます。

また、水槽の奥行きが浅いことで、観賞する際に魚が前面に出てきやすくなるという視覚的なメリットもあります。流木や水草の後ろなど、どこに魚が隠れているのか分からないという状況になりにくく、常に生体の美しい姿を間近で楽しむことができるでしょう。

メリット2:スリムなのに水容量約51Lを確保!水質が安定しやすい

水槽がスリムになると一番心配なのが「水量の減少による水質悪化」です。他メーカーのスリム水槽では奥行きが20cm程度のものもあり、その場合は水量が20L〜30L台にまで極端に減ってしまいます。しかし、マリーナ幅60cm水槽SLIMは約51Lもの十分な水容量を確保しています。

アクアリウムにおいて、水量は水質の安定に直結します。51Lという水量は、ネオンテトラなどの小型熱帯魚であれば30〜40匹、水を汚しやすい金魚であっても3〜5匹を余裕を持って飼育できるレベルです。初心者によくある「水がすぐに汚れてアンモニア中毒で魚が病気になってしまう」という失敗を、たっぷりの水量が持つバッファー(緩衝能力)が防いでくれます。スリムさと水質の安定性を高次元で両立している点が、この水槽が高く評価されている一番の理由です。

メリット3:黒枠フレーム付きで頑丈!初心者でも扱いやすい安心設計

最近は枠のない「オールガラス水槽」が流行していますが、アクアリウム初心者には断然フレーム付き(枠付き)水槽がおすすめです。マリーナ幅60cm水槽SLIMの上下にはしっかりとしたプラスチック製のブラックフレームが装着されており、これが水槽全体の強度を劇的に高めています。

特に底面のフレームは非常に重要で、水槽を置いた際の接地面を保護し、水槽台のわずかな歪みによるガラス面への負荷を分散し、ひび割れを防いでくれます。また、上部のフレームはガラスのフチを完全にカバーしているため、掃除の際などにピンセットや網の柄をうっかりぶつけてしまってもガラスが欠ける心配が少ないです。「割れにくい・扱いやすい」という堅牢性は、長く水槽を愛用する上で非常に大きなメリットと言えます。

メリット4:重量わずか5.2kg!軽くて持ち運びやメンテナンスが楽

60cmサイズの本格的なガラス水槽としては約5.2kgという驚異的な軽さを実現しています。一般的な60cmのオールガラス水槽の場合、フレームがない分、厚みのある分厚いガラスを使用するため、重量が10kgを超えることも珍しくありません。

水槽本体が重いと、お店で購入して持ち帰る時はもちろん、最初に水槽をお風呂場などで洗う時や、引っ越し等で部屋を移動させる時に大変な苦労を伴います。しかし、5.2kgであれば大人の女性でも比較的容易に持ち運ぶことが可能です。もちろん、設置後に水や底砂を入れると総重量は60kgを超えますが、空の状態での取り回しの良さは、立ち上げ時やリセット(完全な大掃除)を行う際の心理的なハードルを大きく下げてくれます。

メリット5:上部フィルターとの相性が抜群でセッティングの幅が広い

フレーム付き水槽の特権とも言えるのが、ろ過能力が非常に高い「上部式フィルター」を安定して設置できるという点です。上部フレームのフチにフィルターをしっかりと乗せることができるため、GEXの「デュアルクリーン600」や「グランデカスタム600」などの強力なフィルターをピッタリと安全にセットできます。

上部フィルターは水が空気に触れる面積が広いため酸素の供給量が多く、ウールマットなどのろ過材もたっぷり入るため、フンが多く水を汚しやすい金魚や中型魚の飼育に最適です。オールガラス水槽ではガラスの上に直接フィルターを乗せるため滑りやすく、地震などの揺れで落下する危険な場合がありますが、マリーナ幅60cm水槽SLIMの枠組みはフィルターを乗せることを前提に設計されているため、完璧なフィット感で安全に稼働させることができます。

メリット6:コストパフォーマンスが非常に高くお財布に優しい

水槽立ち上げには、水槽本体だけでなくフィルター、LEDライト、ヒーター、底砂、水温計など様々な初期費用がかかります。その中で、マリーナ幅60cm水槽SLIMは実売価格が非常に安いという圧倒的な魅力があります。

店舗によって異なりますが、数千円という非常に手頃な価格帯で販売されていることが多く、アクアリウムの初期費用をグッと抑えることができます。浮いた予算をワンランク上の高性能なLEDライトの購入に充てたり、質の良い水草や、美しい血統の熱帯魚の購入費用に回すことができるため、限られた予算の中で最高のアクアリウム環境を構築したい方にとって、これ以上ない選択肢となります。

メリット7:安心の2年保証(ユーザー登録時)が付いている

GEXのマリーナシリーズには、品質への強い自信の表れである「2年保証」が用意されています(※購入後にGEXの公式サイト等からユーザー登録を行う必要があります)。水槽は長期間、約50kg以上もの水圧に耐え続ける過酷な環境で使用される製品であるため、万が一の水漏れやシリコンの剥がれなどのトラブルは、部屋の床を水浸しにするなど大きな被害をもたらす可能性があります。

安価なノーブランドの水槽や海外製の安価な水槽では、保証期間が極端に短い、あるいは最初から保証が存在しないこともありますが、日本を代表する大手メーカーであるGEXの手厚いサポートを受けられるのは大きな安心材料です。価格が安いにもかかわらず長期保証がついている点は、初心者にとって非常に心強いメリットです。

マリーナ幅60cm水槽SLIMのデメリット(注意点)と対策

デメリット1:奥行きが狭いため本格的な水草レイアウトには不向き

スリムであることの裏返しですが、奥行きが27.5cmしかないため、立体感のある本格的なネイチャーアクアリウム(水草レイアウト)を作るのには不向きと言わざるを得ません。本格的な水草水槽では、手前に背の低い草(前景草)、中間に流木や石(中景)、奥に背の高い草(後景草)を配置して自然の「遠近感」を演出しますが、奥行きが短いとどうしても平面的でのっぺりとしたレイアウトになりがちです。

対策として
もしレイアウトコンテストに出品するようなダイナミックな作品を作りたい場合は、奥行きが30cm〜45cmある水槽を選ぶべきです。しかし、中央にドンと流木をひとつ置いて周囲にナナやミクロソリウムなどの丈夫でシンプルな水草を配置するだけのレイアウトや、生体が泳ぐスペースを広く取る飼育メインのスタイルであれば、27.5cmの奥行きでも全く問題ありません。

デメリット2:オールガラス水槽に比べるとデザイン性が少し無骨

上下に太い黒いプラスチックの枠があるため、インテリア性という観点では「昔ながらの水槽」という無骨な印象を与えます。最近のおしゃれなカフェや美容室、スタイリッシュなリビングに置いてあるような、水がそのまま宙に浮いているかのような洗練されたオールガラス水槽と比べると、どうしてもフレームの存在感が気になってしまうかもしれません。

対策として
黒枠の存在感を逆手に取り、バックスクリーン(水槽の背面に貼るシート)も黒色に統一することで、非常に引き締まったクールでモダンな印象を演出できます。特に赤い金魚や、青と赤のコントラストが美しいカージナルテトラなどは、周囲が黒いほうが保護色の関係で体色が濃く美しく発色するため、「生体を美しく見せるための黒枠」とポジティブに捉えるアクアリストも多く存在します。

デメリット3:ガラス厚が3mmと薄いため衝撃への注意が必要

軽量さを実現するために、ガラスの厚みが3mmと薄めに設計されている点は取り扱いにおいて注意が必要です。同じ60cmクラスのオールガラス水槽であれば、フレームがない分強度を保つために5mm〜6mmの厚いガラスが使われるのが一般的です。マリーナSLIMは水圧に対しては綿密に計算されて設計されているため、通常使用で水圧によって割れることはありませんが、一点への局所的な衝撃には弱いです。

対策として
水槽のレイアウト時に大きくて重い石(庭石のようなもの)を無造作に放り込んだり、水槽の中で大磯砂などの硬い砂利をガシガシと洗ったりする行為は厳禁です。流木や石を配置する際は、そっと置くように心がけましょう。普通に水を張り、魚を泳がせるだけであれば、ガラスの薄さが直接的な問題になることはありません。

デメリット4:ガラスフタが別売りであることに注意

マリーナ幅60cm水槽SLIMには、ガラスフタが標準で付属していません。初めて水槽を買う方は「フタは最初から付いているもの」と思い込みがちですが、この商品はあくまで「水槽単体」の販売となっているため、フタが必要な場合は別途購入しなければなりません。

対策として
魚の飛び出し防止や、冬場の水の過剰な蒸発を防ぐために、フタはアクアリウムにおける必須アイテムです。GEXから発売されている別売りの「ガラスフタ60-A」または「ガラスフタ60-B」を水槽本体と同時に購入するようにしてください。使用するフィルターのサイズ(上部式を使用するのか、外掛け式を使用するのか、あるいは外部式か)によって適合するフタのサイズが変わるため、自分が使う機材の組み合わせに合わせて適切なフタを選ぶことが重要です。

デメリット5:個体によってはシリコンの処理が甘い場合がある

インターネット上のレビューなどを確認すると、ごく稀に「ガラスの接合部分のシリコン処理が少し雑だった」「少しシリコンがはみ出している」という声が見受けられます。はみ出したシリコンが美観を損ねるという意見ですが、これは大量生産されている低価格製品ゆえのどうしても生じてしまう製造上の個体差と言えるでしょう。

対策として
はみ出しがあったとしても、水漏れさえしなければ水槽としての機能には全く問題ありません。どうしてもシリコンのはみ出しが気になる場合は、水を入れる前にカッターなどで慎重に不要な部分だけを削り取ることも可能ですが、誤って必要な接合部の奥のシリコンまで傷つけると水漏れの大惨事の原因になるため、基本的にはそのまま使用することをおすすめします。多くの場合、水を入れて生体を泳がせてライトを点灯させてしまえば、シリコンの多少の粗さは全く気にならなくなります。

マリーナ幅60cm水槽SLIMに最適な生体と飼育スタイル

金魚やメダカの多頭飼育にベストマッチ

この水槽は、日本で古くから愛されている金魚やメダカの飼育に圧倒的に向いています。金魚はよく食べよくフンをするため水を非常に汚しやすく、大量の酸素と強力なバクテリアによるろ過が必要ですが、マリーナ幅60cm水槽SLIMなら水量が51Lあるため水質が急変しにくく、上部フィルターを設置して強力なろ過環境を簡単に作ることができます。

また、メダカを群泳(数十匹を一緒に泳がせること)させるのにも最適です。奥行きがやや狭いことで、メダカたちが奥に引っ込まずに横一列に並んで泳ぐ姿を観察しやすく、毎日の餌やりの際にも全体に目が行き届きやすいというメリットがあります。繁殖を目指す場合でも、隔離ネットを設置するスペースが十分にあります。

ネオンテトラやコリドラスなどの小型熱帯魚の混泳

ネオンテトラ、カージナルテトラ、グッピー、ラスボラ、そして底を這うように泳ぐ愛らしいコリドラスといった小型の熱帯魚をたくさん混泳させる賑やかなスタイルにもぴったりです。熱帯魚の飼育には冬場に水温を一定に保つためのヒーターが必須ですが、51Lの水量があれば周囲の気温変化による水温の急激な変化(水温の乱高下)を防ぐことができるため、白点病などの病気リスクを大幅に低減できます。

細長い流木と、アヌビアス・ナナやミクロソリウムなどの二酸化炭素の添加が不要な丈夫な水草を組み合わせれば、黒枠の引き締め効果も相まって、アマゾン川の一部を切り取ったような美しい景観を作ることができるでしょう。

ベアタンク(底砂なし)での中型魚の飼育や肉食魚の育成

底に砂やソイルを一切敷かない「ベアタンク」という飼育スタイルにも、マリーナシリーズはよく選ばれます。オールガラス水槽でベアタンクにすると底面がガラスの反射で鏡のようになってしまい魚が怯えることがありますが、フレーム水槽の底面は黒色の枠と低反射の構造になっているため、底砂を敷かなくても魚が落ち着きやすいという隠れたメリットがあるのです。

ポリプテルスなどの肉食魚の幼魚や、スネークヘッド、オスカーなどの飼育において、日々の掃除のしやすさを最優先してベアタンクにするアクアリストは多く、大量のフンや食べ残しをスポイトで簡単に吸い取ることができるため非常に衛生的で管理が楽になります。

亀(水棲ガメ)や両生類、小動物の飼育ケージとしても活用可能

水を入れるアクアリウム用途だけでなく、クサガメやミドリガメ(ニホンスッポン等)などの水棲ガメ、ウーパールーパーなどの両生類、さらにはハムスターやハリネズミなどの小動物の飼育ケージとしても十二分に利用可能です。ガラス製なのでアクリルやプラスチックのケージのように細かい引っかき傷がつきにくく、長期間クリアな視界を保つことができます。

ただし、爬虫類を飼育する際、保温球や紫外線ランプ(バスキングライト)を水槽のフレーム部分に直接当てると、プラスチック枠が熱で変形したり溶けたりする恐れがあるため、専用のライトスタンドを使用するなど、ライトの設置場所には十分な注意が必要です。

立ち上げ時の周辺機材の選び方

フィルター(ろ過装置)のおすすめは上部式か外掛け式

マリーナ幅60cm水槽SLIMのポテンシャルを最大限に引き出すなら、圧倒的に「上部式フィルター」の設置がおすすめです。GEXのデュアルクリーンやグランデなど、60cm水槽用の上部フィルターがピッタリと枠にはまります。メンテナンスもフタを開けて汚れたウールマットを交換・洗浄するだけなので、初心者でも手が濡れにくく非常に簡単です。

もし「上部フィルターは見た目が大きくて圧迫感があるから嫌だ」という場合は、水槽のスリムさを損なわない「外掛け式フィルター」や、水槽内に沈めて使う「スポンジフィルター」を選ぶと良いでしょう。外掛け式は背面や側面に掛けるだけで設置でき、水槽周りがすっきりとします。ただし、ろ過能力は上部式や外部式に劣るため、飼育する魚の数は控えめにする必要があります。

照明(LEDライト)は60cm用ならほぼ全て適合

照明に関しては、市販されている60cm水槽用のLEDライトであれば、ほとんどの製品が使用可能です。水草を育てるための光量の強いタイプから、魚を美しく見せるための色調調整ができるタイプまで、好みに合わせて選ぶことができます。

ただし、上部フィルターを設置する場合は注意が必要です。水槽上部のスペースの半分をフィルターが占有することになるため、幅の広いライトは置けなくなります。「スリムタイプのLEDライト」を選ぶか、上部フィルターと干渉しないように脚がスライドする設計のライトを選ぶように気をつけてください。

水槽台の選び方!スリムでも専用台を使用すること

水槽を設置する台は、必ず「水槽専用に設計されたキャビネット(水槽台)」を使用してください。水槽がスリムで重量が軽めだとはいえ、水と砂利を入れると60kg以上の重さになります。一般的な家具であるカラーボックス、テレビ台、下駄箱、メタルラックなどは、この持続的な数十キロの重量に長期間耐える設計になっておらず、徐々に天板が歪んで水槽が割れる、あるいは倒壊する重大な原因となります。

60cm水槽用の専用水槽台を選べば間違いありません。スリム水槽であっても、奥行き30cm用の標準的な水槽台に乗せることができます。手前か奥に2.5cmの余白ができるだけで、強度や安全上は全く問題ありません。

底砂やヒーターの選び方

底砂は飼育する生体に合わせて選びます。金魚やメダカなら水質を弱アルカリ性に傾ける大磯砂、水草を育てたいなら栄養分が豊富なソイル、コリドラスなど底を這う魚ならヒゲを傷つけない目の細かい田砂などがおすすめです。大磯砂を敷く場合、ガラスが傷つかないように優しく水槽内に入れてください。

熱帯魚を飼育する場合のヒーターに関しては、水量51Lに対応する「150W〜160W」程度の出力を持つオートヒーターまたはサーモスタット付きヒーターを選びましょう。ワット数が低すぎると冬場の極寒期に水温が上がりきらず魚が凍えてしまいますし、逆に高すぎるオーバースペックなものを選ぶと電気代の無駄になります。水量に合わせた適切なスペックを選ぶことが電気代節約と安全管理の基本です。

実際にマリーナ幅60cm水槽SLIMを使う際のメンテナンスのコツ

定期的な水換えのペースと量の目安

水量51Lの場合、生体の数にもよりますが「1〜2週間に1回、全体の3分の1(約15L〜20L)の水を換える」のが基本的なペースとなります。市販の水換え用ポンプ(プロホースなど)を使って、底砂の中に溜まったフンなどの汚れと一緒に古い水をバケツに吸い出し、カルキ抜き(塩素中和)をした新しい水と水温を合わせてから、ゆっくりと注ぎます。

水量が多いため、バクテリアによる窒素サイクル(アンモニア→亜硝酸→硝酸塩への分解)が安定しやすく、少々水換えをサボってもすぐに水質崩壊を起こすことはありません。しかし、水換えはアクアリウムにおける最も重要な基本作業です。こまめなメンテナンスが、透明度の高い美しい水槽と魚の健康を保つ一番の秘訣です。

コケ対策とガラス面の掃除方法(アクリルとの違い)

ガラス水槽はプラスチックやアクリルと違い、表面が非常に硬く傷がつきにくいのが最大の特徴です。そのため、長期間の照明点灯によってガラス面に頑固な緑ゴケが付着してしまった場合でも、市販のコケ取りスクレーパー(金属の刃がついたもの)や、硬めのメラミンスポンジを使ってゴシゴシと力を入れて削り落とすことができます。

アクリル水槽で同じように強く擦ると一瞬で細かい傷だらけになり、透明度が著しく低下してしまいますが、マリーナ幅60cm水槽SLIMならその心配はありません。日々のコケ掃除のしやすさや、ゴシゴシ洗えるという点においては、ガラス製フレーム水槽の右に出るものはありません。

フレーム部分の汚れや水垢の落とし方

長期間使用していると、上部の黒いプラスチックフレームの部分やガラスとフレームの境目に、白い水垢(カルシウム汚れ)がこびりつくことがあります。これは水分の蒸発により水中のミネラル成分が残留したものです。

この汚れはアルカリ性であるため、無理に削り落とそうとせず、お酢やクエン酸を水で薄めた液をキッチンペーパーに染み込ませ、パックするように汚れに貼り付けてしばらく放置すると、驚くほど簡単に中和されてポロポロと剥がれ落ちます。フレームが黒々と綺麗に保たれていると、水槽全体が引き締まって新品のような美しさを維持できるため、大掃除の際などに定期的にフレームの拭き掃除を行うことをおすすめします。

他の60cm水槽との比較(標準・LOW・スリム)

標準サイズ(奥行き30cm)との違い

GEXの「マリーナ幅60cm水槽(標準サイズ)」は奥行きが30cmあり、水容量は約57Lです。SLIMタイプと比べると水量が約6L多く、奥行きが2.5cm広いため、少しでも手前から奥にかけてのダイナミックなレイアウトを楽しみたい、少しでも水量を多く確保して大型魚を飼いたいという方には標準サイズが向いています。一方で、少しでも省スペースに収めたい、出っ張りを減らしたい場合はSLIMタイプの圧勝です。

LOWタイプ(高さが低い)との違い

「マリーナ幅60cm水槽LOW」は、幅60cm×奥行き30cmは標準と同じですが、高さが26cmしかなく、水量は約40Lとなります。背が低いため部屋への圧迫感は最も少なく、上部からのメンテナンスも非常に容易ですが、水深を好むエンゼルフィッシュなどの飼育には不向きです。水草を上に高く育てたい場合や、高さを活かしたダイナミックな遊泳空間を作りたいなら、高さ36cmあるSLIMタイプを選ぶべきです。

奥行き20cmの超スリムタイプとの違い

他社製品やGEXの他シリーズ(グラステリアスリムなど)には、奥行きがわずか20cmというさらに極端なスリム水槽も存在します。確かに非常にスタイリッシュで場所を取りませんが、水量が極端に減ってしまうため、初心者には水質維持の難易度が跳ね上がります。「置き場所に困らないスリムさ」と「初心者が絶対に失敗しないための豊富な水量」の完璧な妥協点が、奥行き27.5cm(水量51L)というマリーナSLIMの絶妙なスペックなのです。

マリーナ幅60cm水槽SLIMに関するよくある質問(Q&A)

フタはどれを買えばいいの?

マリーナ幅60cm水槽SLIMには、GEX純正の別売りガラスフタが必要です。上部フィルターを使用する場合は「ガラスフタ60-B(約幅56.7×奥行き13.3cm)」を1枚購入してください。フィルターを使わず全面をガラスで覆いたい場合や、外掛けフィルターを使う場合は、適合するサイズ(60-Aと60-Bなど)を組み合わせて購入する必要があります。不明な場合はショップの店員さんに確認するか、パッケージの裏面を見て適合サイズを必ずチェックしましょう。

プラスチック製と間違われるって本当?

水槽を持った時、フレーム付きで非常に軽く、ガラスも薄めであるため「これ、ガラスじゃなくてプラスチック(アクリル)製じゃないの?」と勘違いされることがよくあります。しかし、水槽の透明な面は正真正銘の「ガラス製(AGCグループの高品質ガラスを使用)」です。プラスチック製の虫かごや安価なプラケース等とは異なり、長期間使っても黄ばんだり透明度が落ちたりせず、傷に強いという素晴らしい耐久性を持っていますので安心してください。

ヒビが入った場合、修理はできる?

ガラス面にヒビが入ってしまった場合、水圧に耐えられずいつ崩壊してもおかしくないため、絶対に修理して使い続けようとはしないでください。ホームセンターでバスコークなどのシリコン剤を買ってきて上から塗って補修しようとする方がいますが、水漏れのリスクが非常に高く危険です。マリーナ幅60cm水槽SLIMは水槽単体であれば非常に安価で購入できるため、ヒビや大きな欠けを発見した場合は、直ちに新しい水槽に買い替えるのが被害を出さないための鉄則です。

マリーナ幅60cm水槽SLIMは扱いやすさと実用性を兼ね備えた名機!

マリーナ幅60cm水槽SLIM(MR600BKS-N)は、「手頃な価格・十分な水量・省スペース・頑丈さ」という、アクアリウム初心者が水槽に求めるすべての要素を非常に高い次元でバランスよく詰め込んだ名機と言えます。奥行きがわずか27.5cmというスリムな設計のおかげで、日本の狭い住宅事情においても無理なくスマートに設置でき、かつ約51Lという豊富な水量が魚たちの命を守る安定した水質を約束してくれます。

本格的な水草レイアウトコンテストを目指すには少し工夫が必要であったり、黒枠がデザイン的に好みを分ける部分はありますが、それらを補って余りある実用性と抜群のコストパフォーマンスを誇ります。金魚の優雅な遊泳を楽しみたい方、色とりどりの熱帯魚の混泳に挑戦したい方、メンテナンスの手間を少しでも減らしたい方は、ぜひこの水槽を選んでみてください。軽量で堅牢なこの水槽が、あなたのアクアリウムライフを必ずや成功へと導いてくれるはずです!

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